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2013世界厨王台北争覇賽開催

 「2013 世界厨王台北争覇賽」が6月26日から29日目で、台北市内の世界貿易センターにて開催された。この大会は、台北市餐飲業職業工会(林金城理事長)の主催で2年に一度開催され、今回が第4回。日中協からの参加は、2011年に続き、続き今回が3回目となる。

日本選手団を派遣

日本選手団は次の通り(敬称略)

  • 団長 杉本周三 (熊本ホテルキャッスル)
  • 濱田浩史 (チャイニーズレストラン シャンリー)
  • 福本博和 (中華菜館五福)
  • 久江瑞宏 (四川飯店博多)

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6月25日 出発

 福岡空港より台北へ出発。台北桃園空港で台湾側の出迎えを受け、専用バスにて滞在する「王朝大酒店」に到着。やはりとても暑い。持参した食材をホテル調理場の冷蔵庫に保管させてもらう。夕刻より同ホテル内で行われる歓迎晩餐会に出席。林理事長ほか、23年度代表団として来日した呉烈慶 先生、李慶興先生など懐かしい面々と再会を果たした。
 その後フロアを移し、海外選手向けの選手説明会へ。会場レイアウトが若干変更されたほか、展示台装飾は競技時間内に行うことを確認。

6月26日 食材買い出し

写真:>市場

市場

写真:競技場下見

競技場下見

 早朝4時45分にホテルを出発し、食材購入のため専用バスで市場へ。食材のほとんどは日本から持込みのため、各自必要な物のみ購入する。市場の規模は大きく、完全に業者向けの卸売市場であるため、営業時間が早い。この市場で仕入れをしているという台北工会日本料理分会闕育民氏の案内で広い売り場を回り、食材を購入する。

 朝食後、開会式会場の世界貿易センターへ。個人戦が行われるなか、会場内の設備や審査室・展示台までの動線を確認。競技スペースがかなり狭い。その後開会式が行われ、林金城理事長のほか、郝籠斌台北市長などが出席し、開会の挨拶をした。

 昼食後、市内のスーパーで食材を補充。現地で人手しにくい食材は極力避けていたが、季節でないのか、カブが見つからない。一度ホテルへ戻り、ニトリで備品を購入。部屋で食器を並べ、展示台の配置を確認し、イメージを共有する。日本から持込んだ長田氏特製の発泡細工が素晴らしい。夕食は京都支部魏禧之氏の計らいで台北101にある頂鮮へ。未明から行動したため、夕食後早めに就寝。

 

 

6月27日 仕込み作業

 9時前にホテルを出発し、コンクール作品の仕込みをするため台北工会の研修施設へ。選手はそれぞれ担当料理の仕込みを始める。

写真:仕込み

仕込み

 熱菜・水産と畜禽の主材料は試合当日受け取るため、選手によって作業量が異なる。早く終わった選手は他の選手をサポート。

 昼食は弁当で簡単に済ませ、引き続き仕込み作業。団長の杉本氏を中心に、試合会場の設備を踏まえてお互いの作業を確認。
 午後になって、マレーシアなど他国の選手も到着し作業を進めていた。作業が終わり、バスでホテルへ帰館。冷蔵庫に食材を保管させてもらう。結局カブ は入手できず、大会側の許可を得て食材を変更することとなった。

 夕刻、ホテルロビーにて、この日到着された陳建一会長、斉藤隆士最高技術顧問、槐島正九州地区本部長と合流。専用バスで夕食会場である広東料理の老舗・龍都餐庁へ。選手・審査員が一同に会し、賑やかな食事となった。また、各 チームが互いにテーブルを回り、翌日の健闘を誓い合った。
 食後、ホテルに帰着し、選手は最後のミーティング。

6月28日 競技当日

 競技当日。陳会長は審査のため早々にホテルを出発。選手は朝食後、ホテル調理場に預けていた食材を受け取り、衛生面での減点を防ぐため、ニトリで購入した衣装ケースに詰め替える。バスに荷物を積み込み、競技会場の世界貿易センターへ。受付を済ませ、前掛 けと帽子を受け取る。

 会場には特設調理場がセットされており、展示台とともに抽選で割り当てが決められた。午前の部11チームの競技が進行している。展示台の事前装飾が禁止されているため、発泡細工や小道具はひとまず台の下へ。

 職業団体組は台湾、日本、シンガポール、韓国、マカオ、マレーシアから21チームが参加。競技開始130分後に前菜を提出し、以後10分間隔で熱菜・水産、熱菜・畜禽、熱菜・野菜、スープと1品ずつ提出する。各作品とも12名分作成し、2名分を試食審査へ、10 分を展示台へ選手自ら運ぶ。調理場設備は、中華竃2つ、シンク、作業台2つが設置されている。会場の電源、ガスなどの使用制限により、前回あった蒸し器専用の火口はなくなり、オーブン(スチコン)も会場に2台だけ設置され、全チーム共用となった。

 午前の競技が終わり、審査員か ら説明を受け、荷物を調理場に入れる。器材などの準備をしていると、会場スタッフから突然、「今から展示台装飾をして良い」と告げられる。その場その場で状況が変わるのもまた、国際コンクールの常である(ただ、全体のオペレーションは昨年のシンガポール世界 大会よりも格段に良かった)。

写真:競技中

競技中

 いよいよ競技開始。普段職場で使用する器材とのギャップはもちろんだが、今回選手を悩ませたのが調理作業スペースの狭さ。4人同時の作業では皿を広げるのも難しい。慎重に、経過時間や進捗状況を確認しつつ、手際良く作業を進めていく。
そして試合開始130分後、濱田氏が前菜を完成させ、無事時間内に提出。その後も福本氏、杉本氏が順調に作品を提出。久江氏は最後の2品を担当。チーム最年少ながら落ち着いて、時間通り作品を提出した。

 

 

写真:作品を審査室へ

作品を審査室へ

 全作品を完成させ、長く緊張に包まれていた選手にようやく笑顔が戻る。調理場を撤収し、展示台へ向かうと、すでに大勢の観客が押し寄せ、作品をカメラに収めていた。やはり個々盛りが主流だったが、その中で日本チームの作品 は独創的で、テーマ性があり、最も注目を集めていた。

 夕食は、無事競技を終えた選手へのご褒美に、陳会長の招待で頂上魚翅燕窩専売店へ。

 

 

 

 

 

6月29日 閉幕式

 闕育民氏の経営する日本料理店「宝船」にて昼食。日本料理分会の劉浙煌会長も同席し、賑やかな食事となった。店内は日本の小料理屋風だが、個室には円卓が置かれていた。

写真:林金城理事長と陳健一会長

林金城理事長と陳健一会長

 夕刻、表彰式会場の天成会館へ。 セレモニーの途中、陳建一会長から台北市餐飲業職業工会林金城理事長に記念の大ダルマを贈呈した。 引き続き、郝寵斌台北市長出席の下、表彰式を兼ねた閉幕式典が行われた。陳建一会長もプレゼンターとして登壇し、挨拶の後、受賞者にメダルを授与した。日本チームは作品の出来上がりも良く、展示台での反応も上々。期待を膨らませ、結果発表を待ったが、 残念ながらメダルには手が届かなかった。

 出来栄えが良かっただけに非常に悔しい結果となったが、チームは杉本団長を中心に綿密に段取りを組み、小道具を自作するなど、作品以外に様々な工夫を凝らし、慣れない競技環境にもかかわらず完成度を全く下げずに作品を仕上げた。今後、団体・個人を問わず、国際大会に参加する選手には是非手本として貰いたい、そんなチームであった。

 

 

6月30日 帰国

 僅かな時間、市内を見てまわり、全員無事帰国

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